CDプレスに必要な6つのこと

ここでは初めてCDプレスをする方のご不安やお困りごとを解決します。

  • まずは何から手をつけていいかわからないんだけど?
  • どんなことに気をつければいいの?
  • スタジオでの収録は終わってるんだけど・・・

等々、お悩みは様々です。

ここでは初めてのCD制作にあたり確認しておきたいことをご紹介します。

余裕を持ったスケジュールを立てよう!

余裕を持ったスケジュールを立てよう!

CD制作をする場合、

  • イベントで使いたい
  • ライブで販売したい
  • CDショップで流通させたい

といった目的に合わせてスケジュールを立てていくことが多いです。

また発売日に全国流通するには、発売日の2ヶ月前には申請が必要となります。

日本国内の大型連休や海外(台湾・香港)の祝日でプレス工場、ジャケット等の印刷工場が休業の場合もありますので、余裕を持ってCD制作スケジュールを立てていきましょう。

 

CDプレスの最短納期とは

CDをプレスする際、必要なデータをいただいてからおよそ12日(土日祝日を除く)で納品させていただきます。ただし、仕様によってはもっと早く納品できることもありますし、逆に遅くなることもあります。例えば、バルク(盤面のみ)の場合は8日程度で納品できますし、紙ジャケットやデジトレイの場合は14日程度かかります。

また印刷データを確認するための簡易校正をする場合や、CDマスタリングをする場合は、さらに1週間程度かかります。

“いつまでにデータを送ればいいの?”といったご質問やご相談はお気軽にお問い合わせくださいませ。

作品番号、JANコード(バーコード)の確認

 

製造の進行管理上、作品ごとに“SURF-1234″といった任意の番号を決めていただきます。必ずしも印刷データに記載する必要はありませんが、流通する場合には、作品番号とJANコード(バーコード)が必要になります。

JANコード(バーコード)は代行取得いたします。

“バーコードをつけて販売できるようにしたいけど、どうすればいいの?”という場合、ディスクプレスがJANコードを代行取得し、バーコードの形にしてお送りします。代行取得には、1,080円(税込)かかります。

CDを全国流通する場合はバーコードをお店のレジで読み込んだり、作品番号で商品の検索をします。バーコードを読み取れる位置に配置した印刷データを作成ください。

国内プレスまたは海外プレスの違い

 

  • 国内プレスと海外プレスはどう違うの?
  • 海外プレスは品質が悪いと聞いたけど…

といったご質問は、初めてCD制作をされる場合によくございます。

ズバリ!海外プレスでも品質に問題はございません!たくさんのアーティスト様が海外プレスを利用しています。追加プレスも視野に入れて、印刷物を多めに作っておくなら国内プレス工場がお得です。

海外プレスには原産国表示が必要

海外プレスは国内プレスよりお安く仕上がるのがメリットです。ただし、税関上、原産国表示(Pressed in Taiwan や Made in Hong Kong と明記)することが義務付けられております。当店では確実に納品させていただくためにも原産国表示をお願いしております。

海外プレスであっても、ジャケット等の印刷やケースへセットするアッセンブリ作業は国内の工場で行います。
国内プレスの場合、Made in Japan の表示は必須ではございません。

ケースに合わせた印刷データの準備

ケースに合わせたテンプレートをご用意しておりますので、そのテンプレートに合わせてデザインデータを作成してください。テンプレートをデザイナー様にお渡しして作成される方も多いです。必要な時には、デザイナー様とも直接お話しすることもできますので、お気軽にご相談ください。

印刷データはイラストレーターで!

印刷データは、イラストレーターでアウトライン化されている必要があります。アウトライン化されていないデータは印刷することができませんので、お送りいただく前に必ずご確認ください。

またリンクされている画像データ(JPEGやフォトショップ)が外れていると、印刷することができません。

おもな印刷データは以下のとおりです。

盤面

ディスクロゴ、作品番号、原産国の表示がされているかご確認ください。
シルク印刷の場合は、2色までインクの色をご指定いただけます。
4色以上のデザインはオフセット印刷となります。

ジャケット

2ページ(両面印刷)、4ページ(2つ折り)、6ページ(3つ折り)、8ページ・12ページ・16ページ(ブックレット)、と印刷内容によって料金が変わります。

バックインレイ(ジュエルケースの場合)

おもて面のみ印刷の場合、ケースのトレイの色は白か黒をお選びください。
両面印刷の場合は、ケースのトレイは透明となります。

当店指定のサイズで作成してください。

 

音源マスターの準備

音源を収録したものをプレス用のマスターにして初めて、CDプレスができます。CD-DA(音楽CD)のフォーマットにしてCD-Rに焼くか、DDPファイルをCD-RやDVD-Rに焼いてお送りください。

 

CDプレーヤーで再生確認を!

音源を自分でCD-Rに焼いてCDプレス用のマスターを作る場合、CD-Rはエラーが出にくい国内メーカーのものをお勧めします。CD-Rに焼いたら、必ずCDプレーヤーで再生確認をしましょう。パソコンでは再生できるけど、CDプレーヤーでは再生できない!といった場合はCDプレス用のマスターにすることはできません。

盤面には必ず作品番号を油性マジックペンで記載しておいてください。ボールペンなど硬いペンだとディスクに傷がついて不具合の原因となることがございます。

ご自身でご用意できない場合は、CDマスタリングも合わせてお申し込みください。

全国流通・音楽配信の申請

全国流通や音楽配信に必要な申請書類や音源データをいただいてから、通常2ヶ月ほど申請期間が必要となります。申請がない場合、CDが出来上がってすぐに流通することはできかねますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

申請には2ヶ月ほどかかります

発売日にCDショップで買えるようにするためには、発売日の2ヶ月前に申請書類をご提出いただくことになります。アマゾンやアイチューンズでの音楽配信には、楽曲のWAV(ワブ)ファイルをお送りください。メールでお送りいただくことができます。

全国流通をご希望される方には申請書類をお送りしますのでお気軽にお問い合わせください。